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コブクロ( KOBUKURO ) 5296歌詞
1.蒼く 優しく

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

あの日の夢を 今もずっと 追いかけ 続けていたら
今ごろ 僕は どこにいて 何をして いたんだろう?

ため息で錆びついたこの鍵で 今もまだ 開くのかな?
信じたまま 脱ぎ捨てた 夢と一緒に
僕を待ってる あの日のロッカー

今よりずっと蒼く 優しく見えた空
何を忘れたんだろう? 何を覚えたんだろう?
何を 見つけたんだろう?
答えのない問いに 白く滲んだ空
踏み出せなかった あの道は 今ここに 続いていた

何度負けても 間違っても 夢は 終わりじゃない
何度勝っても たった一度の 諦めに 崩れてゆく

見上げるほど長い上り坂 今僕の 目の前に
引き返して しまえばまた 後悔だけが 僕を待ってる 下り坂

心の叫びなど 誰にも聴こえない
だから笑うんだよ 涙が出るんだよ だから 輝くんだよ
自分らしさを探して 誰かのまねもしてみた
何かが違うんだよ 誰にも聞けないんだよ
それでも 探していたいんだ

今よりずっと蒼く 優しく見えた空
何を忘れたんだろう? 何を覚えたんだろう?
何を 見つけたんだろう?
あの日よりずっと蒼く 強く信じた空
踏み出せなかった あの道は 今どこに

あの日の僕が ずっと待ってた 心の 行き止まりで
少しだけ話を きいてくれるかい?
少しだけ 休んでも 良いかい?


2.コイン

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

自販機でコーヒーを買ったお釣りは 君と僕をつなぐ 魔法のコイン
狭い電話ボックスの中 ヒュルリラ 冬の隙間風が啼いてる
一番高価な500円玉も この時ばかりは役立たず
10円玉の方がずっと偉いんだ 10秒間ずつ君に会える

「プルルルル‥プルルルル‥」 Callを無意識に数えてる
7回目には 決まって 留守電に変わる
もう眠っていたのかな? ‥だと良いな

何でもないメッセージを残し 受話器を下ろして気付いた
大した用事なんて無いんだ ただ 声が聴きたいんだよ
明日の朝に聴くのかな? それなら「おやすみ。。」じゃなかったね
また 君に笑われるや いつものように

まとめて買いすぎたコーヒー
ガチャガチャと取り出し口につっかえている
求めすぎてしまった後に気付く 君の気持ちも一緒なのかなぁ?

駅までの上り坂 ペダルの重さと戦ってる
君の乗せた あの頃なら 涼しい顔で
痩せ我慢して手元が フラフラ

ヘッドライトが照らす夜道に響く 間の抜けた口笛
センチメンタルなメロディーほど 力んじゃうんだ 笑わないでよ
背中で聴いてたその声も 今は繋がれた受話器の中
また 寂しさに負けそうさ 月が滲んでる

こっそり予定を聞き出して 週末内緒で 君に会いに行くんだ!
勘付かれないように さりげない会話で僅かな糸口を掴んで

うまくやるんだ!
プルルルル‥ プルルルル‥ プルルルル‥ プルルルル‥
プルルルル‥ プルルルル‥ プルルルル‥

今夜も 何でもないメッセージを残し 受話器を下ろしかけた時
留守電が君に切り替わった 慌てて声も裏返るんだよ
「明日の予定は、、どうなってるの!?」 これにて作戦は 丸つぶれ
また 君に笑われてる 受話器の奥で
もう 切符も買ってるんだ 始発で行くよ


3.蕾

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

涙 こぼしても 汗にまみれた笑顔の中じゃ
誰も気付いてはくれない
だから あなたの涙を僕は知らない

絶やす事無く 僕の心に 灯されていた
優しい明かりは あなたがくれた 理由なき愛のあかし

柔らかな日だまりが包む 背中に ポツリ 話しかけながら
いつかこんな日が来る事も
きっと きっと きっと わかってたはずなのに

消えそうに 咲きそうな 蕾が 今年も僕を待ってる
掌じゃ 掴めない 風に踊る花びら
立ち止まる肩にヒラリ
上手に乗せて 笑って見せた あなたを思い出す 一人

ビルの谷間に 埋もれた夢も いつか芽吹いて
花を咲かすだろう 信じた夢は 咲く場所を選ばない

僕等この街に落とされた影法師 みんな 光を探して
重なり合う時の流れも
きっと きっと きっと 追い越せる日が来るさ

風のない 線路道 五月の美空は 青く寂しく
動かない ちぎれ雲 いつまでも浮かべてた
どこにも もう戻れない
僕のようだと ささやく風に キラリ舞い落ちてく 涙

散り際に もう一度 開く花びらは あなたのように
聴こえない 頑張れを 握った両手に 何度もくれた

消えそうに 咲きそうな 蕾が 今年も僕を待ってる
今もまだ 掴めない あなたと描いた夢
立ち止まる 僕のそばで
優しく開く 笑顔のような 蕾を探してる 空に


4.どんな空でも

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

いつしか晴れるよ どんな空でも
僕等はおんなじ 光を分け合ってる

探し続けてた場所に 何にも無かったけど
それが何だ? だって宝箱の在り処なんて
始めからわかりっこ無い

世界のどんな不思議より どんな奇跡より
こうして君と出会えた事が
どれだけ 不思議な出来事か

いつしか晴れるよ どんな空でも
僕等はおんなじ 光を分け合ってる

流れる時代のスピードは 日増しに上がってゆくけど
気持ちばかり先走って大事な自分を 置いてきぼりにしないで

脳みそじゃ感じ取れないもの この心だけが感じ取るもの
世の中には 沢山 有りすぎて
やせ細ってしまいそうさ すり減ってしまいそうさ
それでも 心は騙せない

いつしか話せる どんな人とでも
重なる メロディー 君もおいでよ
僕等はおんなじ 言葉をもってる
辞書には載らない 音にだけ乗せて交わせるメッセージ

世界はおんなじ過ちを繰り返すけど
君にはおんなじ涙は もう 流させはしないよ
どんなに大きな温もりの中より
愛する人の小さな手を 握っていたいものさ

いつしか晴れるよ どんな空でも
僕等はおんなじ 光を分け合ってる
明日は晴れると 君が言うから
予報は雨でも 晴れる気がするよ

いつしか晴れるよ 沈んだその気持ちも
重なる メロディー 君も君も君もおいでよ
僕等はおんなじ 言葉を持ってる
辞書には載らない 音にだけ乗せて交わせるメッセージ

いつしか話せる 重なるメロディー
僕等はおんなじ いつしか晴れるよ


5.君という名の翼

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

しわくちゃの写真には まぶしかった時間と
寄り添う僕等が痛い程 鮮やかに 焼き付けられていて
はぐれたのはきっと どちらのせいでもなくて
気がつけば君は僕の 中に住みはじめた

勝ち負けだけじゃない何かを 教えてくれたレースがある
一緒に走った 冷たい夏の雨
青いしぶきに重なる残像 水際に浮かべた感情
喜びや悲しみの傷さえ 包み込んだ 約束の光

あきれる程 真っ直ぐに 走り抜けた季節を
探してまだ 僕は生きてる
間違いだらけの あの日々に 落とした涙と答えを
胸いっぱいにかき集めて もう一度 あの夏空 あの風の向こう側へ
君という名の翼で

夕凪が水面に 並べた羊雲のように
斑の心じゃ君の 声にも気付かない

秋風がまだ遠く夏の 終わりを待ちわびている頃
僕等の瞳に 最後の陽が落ちる
追いかけてもすれ違う感情 振り払えはしない残像
選べない道を目の前に 立ち尽くした 青春の影で

諦めても 背を向けても 誤魔化せない心の
舵は今も 君の両手に
叶わぬ夢を浮かべても 沈まない勇気の煌めき
この一瞬に賭けてみたい 最後まで 離さずに 握り続けた願いが
導く場所を目指せ

知らず知らずに 背中で聴いてた声が
今もまだ 僕を振り向かせる度 切なくて

あきれる程 真っ直ぐに 走り抜けた 季節を
探してまだ 僕は生きてる

間違いだらけのあの日々に 落とした涙と答えを
胸いっぱいにかき集めて はぐれない様にと抱きしめた
もう一度 あの夏空 あの風の向こう側へ
君という名の翼で
僕等がいた あの空へ


6.WHITE DAYS

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

永い一瞬の人生に どれだけの拍手が送れるかな
一人で歩いた道なんて どこにも無いんだって
君を見てると そう思うよ

身勝手な僕のわがままも 笑顔にくるんで飲み込んでくれる
空気の様に 穏やかな君だから
そばに居ないと 息苦しくなるのかな

いつか必ず連れてゆくよ 真っ白な愛と希望が寄り添う日々へ
僕が 現実の風に向かい 絶望の崖を乗り越え 投げやりの海に潜って
喜びの空を飛ぶ日も この手につかまっていて
ただ それだけを願うよ

淡い 立春のそよ風に どれだけの人が吹かれてるのかな
誰もが感じる 幸せが降り注ぐ
場所が この世界のどこかにあるのなら

いつか涙とその笑顔が 手をつなぎ もっと人は優しくなれるさ
か弱き心が 閉じ込めてる SOSに気付いて ただ耳を澄ませばいい
心の壁 つたう雨 誰もが傷を負ってる
見えない奥の方に

僕等 必ず辿り着ける 真っ白な愛と希望が寄り添う日々へ
だから 瞳を閉じないで 真っ直ぐな夢が 眩しすぎるこの世界に

いつか必ず 報われると 信じれば どんな悲しみにも負けはしない
人は 現実の風に向かい 絶望の崖を乗り越え 投げやりの海に潜って
喜びの空を飛ぶ日も 大切な人の傍にいて
ただ それだけで良いんだよ もう見えているんだ 僕には

感じているよね きっと君も
さぁ 手を繋ごう


7.君色

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

恋の色は十人十色 どんな色にでも染まる
コーヒーの趣味 一つとっても いつの間にか 君色
無理しちゃいない ましてやそんな 器用なほうじゃない僕
ただこんなに好きになった事が 無かっただけ 君に出会うまで

抱きあったまま話し続けた 真夜中の歩道橋
大型トラックに揺れる度 はしゃぎ声が響いてた 夏の始まり

恋なんて病 予防接種も治療法も無い
冷めるまで 心熱く 燃えたぎる
こうなっちゃヤバい うずき出す 古傷も
ときめきに誤摩化され また 癒えないまま

恋をすれば あばたもえくぼ なんてわけにもいかないが
色んな事 がんばり過ぎないで 僕にとっちゃ ただ一つの光

君の目が突然泳いだ ただ事じゃ無いご様子
4〜5秒前にすれ違ったのは なんの根拠もないけど 多分 昔の彼

いつの日か you are mine この腕で いっそ hold your tight
長い恋の旅路の果て 今 君恋し
僕も触れない 思い出はその胸に
閉じこめてさぁ もう 鍵は 海に放り投げて

好きだけじゃ ダメな事 わかってるけど
好きな気持ちに 何が勝てるの

恋なんて病 君となら 一生恋したい
飽きられぬように 男 あげてゆかなきゃ
向き合うのが恋 愛は もう 同じ未来へと
向かいながら 夢育む winding road
だから いつまでも君と向かい合ったままで
愛にたどり着けたら
愛にたどり着けたら


8.水面の蝶

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

羽の折れた蝶が 水面を揺らすよに
僕等は泳いでる 時代の海を

沈めた夢の城 砂に溶ける太陽
出口の無い空が 僕を睨む

繋ぎ留めるものなど何も無い 裸の自分でいたい
人を愛し抜く為 生きてるのさ ただ一つの命で

羽の折れた蝶が 水面を揺らす様に
僕等が描くのさ 時代の地図を

言葉で切り刻んだ 胸に散らばる抗えない想いを
血眼でかき集め ただ愛するあなたに届けるため

この道の終わりで 僕も消えてしまうのなら
胸を張って 走り続けよう
怖いのは壊れる事じゃなくて
心無い手に 壊されてしまう事

羽の折れた蝶が 水面を揺らす時
情熱の波紋が 時代を作る

辿り着いた今日が 明日に繋ぐもの
僕等が運ぶのは 時代の船

沈みかけた夢も 漕ぎ出せない想いも
出口のない空に 漂ってる


9.風の中を

作詞:黒田俊介
作曲:小渕健太郎

愛されるだけの日々を捨て 追い立てられる様に走る
切れた鎖を引きずりながら 子犬のオスカーは町を出た

沈む夕日を背に東へ 腹ペコの自由を満たしながら
息を切らし迷い込んだ森で
三日月の目をした梟が 「引き返せばまだ間に合うぞ!」と
折れた翼を隠し あざ笑う

Hey, Now!! Hey, Now!! Hey, Now!! いざゆけ 行く末 語るなかれ
Hey, Now!! Hey, Now!! Hey, Now!! 鈴の音だけが響く風の中を

Hey,Now!!

何度も地図を広げながら やっと行き着いたその場所では
狼達が 仲間を集め
誰かの未来を生け贄に 愚かな宴を繰り返してる
食べ散らかされた夢は ごみ箱の中で いつまでも 輝いていた

Hey, Now!! Hey, Now!! Hey, Now!! いざゆけ 怯むな 風と走れ
Hey, Now!! Hey, Now!! Hey, Now!!
ぶら下げられた理想など噛みちぎれ
吹けば消えそうな明日への希望に
焼べるのさ 絶え間なき今を

Hey, Now!! Hey, Now!! Hey, Now!! いざゆけ 行く末 語るなかれ
Hey, Now!! Hey, Now!! Hey, Now!! もう戻れない場所があるんだろう
道も途切れた 追い風も止んだ まだ走れるか?オスカー
その先に待つ出会いが 別れが
今はまだ見えない 道へと変わるよ

Hey, Now!! Hey, Now!! Hey, Now!!
Hey, Now!! Hey, Now!! Hey, Now!! Hey, Now!!
Hey, Now!!


10.月光

作詞:黒田俊介
作曲:黒田俊介

零れ落ちた涙なら 拭えばいい 剥がれ落ちた自信なら もう必要ないさ
ただその理想だけは ただその理想だけは 汚さずに掲げていたい

愚かさに気付くのは いつでもそう
階段 踏み外したり 転んだ時だけさ
あの時のあの言葉 あの時の温もりを この胸に刻んでいくよ

強くなる事は 弱さを見せない事じゃないよ
何度一人ぼっちの夜を シーツにくるまって迎えても
強くなんてなれないさ

優しさにすがったって 道に迷い込んだっていい
ポケットに詰め込んでも 不必要なものは 零れ落ちていく
悲しみを背負う事だって 誰にも言えない事だって
振り返る事でしか 進み出せない時もある

描き終えた現実のキャンバスに 白の絵の具
重ねても もう戻りはしない
でもその心だけは でもその心だけは 何色にでも変われるだろう

今 居る その場所を ちっぽけだと笑う事は 自分を笑う事さ
全てはその手の中にある いつの日か掴む栄光も 握りしめた悔しさも

愛する人は笑ってるか? 信じるものはそこにあるか?
それだけで今日という日に 鮮やかな色が描き足されてゆく
どうしようもない事だって 報われはしない事だって
ゴールに待つ真実のため 最後まで身に纏って 走れ

零れ落ちた涙なら 拭えばいい 剥がれ落ちた自信なら もう必要ないさ
ただその理想だけは ただその理想だけは 汚さずに掲げていたい

優しさにすがったって 道に迷い込んだっていい
ポケットに詰め込んでも 不必要なものは 零れ落ちていく
悲しみを背負う事だって 誰にも言えない事だって
振り返る事でしか 進み出せない時も
暗闇でしか見えぬ光がある
ああ 君も 寂しさに震えてるのか?


11.風見鶏

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

何気なく交わした約束が 心の道を照らすよ
あの日始まった物語の鍵となり どんな扉も開けてくれた

てっぺんが見えないほど高い フェンスの向こう側へと
夢だけ先に放り投げてよじ登り 祈りの陽を見つめてた

いつの日も 向かい風を探す 風見鶏のように
真っすぐ時代と立ち向かい 生きてゆきたい
逃げ出さないように 流されないように
心に 深く深く 突き立てた 風見鶏

泣きながら君がくれた手紙 財布の隅においてある
懐かしい声をなぞるような丸文字に 何度力を借りただろう

譲れない想いを滲ませた 涙 乾かぬ道に
刻む足跡もやがて消えゆく そこに咲かせてゆこう 微笑みの花

いつの日か 朝焼けに飛び立つ 渡り鳥のように
幾重の願いが 空の果てに弧を描くよ
佇む風の跡 たどればどこかで
きっと きっと待ってる 君想う… 'cause I believe my dream

優しさ見失ってまで強くなって 何を守れるのだろう
一番そばにあった笑顔が 咲く場所 探しているのに

いつの日か いつの日か もう一度あの街へ 君の待つ場所まで
真っすぐ自分と立ち向かい 生きてゆきたい
弱い自分に勝てるなら 誰に負けたって良いさ
唇 噛みしめれば 聴こえるよ 君の声
いつの日も 風見鶏


12.Diary

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

大型デパートの迷路を彷徨って やっと見つけた君は
試着室のカーテンから 顔だけ出して 「こっちきて」 の合図
「先々行くなよ!」って 怒るつもりだったけど
珍しく大胆なスカートに モジモジしてる君がなんだかセクシーで

「とっても似合ってるよ。ちっとも変じゃないよ。」
ずっと綺麗でいて欲しいって いつでも想ってる
そんな事 言った事ないけど

君に恋したあの日のままの気持ちは この胸にずっと
真空パックしてある 君と時々確かめ合う以外は
愛しき思い出の彼方から 遠い未来の果てまで
君という時代が ゆっくり流れていて 僕はただそれを唄うだけ

君の描く理想の男性像は 知ってる 君のパパでしょ?
僕はあんなに頑固じゃないよ 何故か君は 僕のママをライバル視
それじゃいつか君も あんなに派手でお転婆な
オバチャンになるのかな?
寝起きのスッピン顔が見れるのも あと 2〜30年‥?

助手席のポケットには 分厚い地図帳
数えきれない付箋は いつか君と行った場所
喧嘩した場所には ドクロマーク

色あせたスウェットとクタクタのパーカー 5本指の靴下

そんな気の抜けた姿の君を見るたび
いつか遠い未来 毎日 隣で笑ってる そんな暮らしが浮かぶよ
君といる時間が僕を強くする 君はただそれを信じて
着替えがすんだら 出かけよう

前の彼とが 君の人生最後の失恋だったって
いつか思える日が来たなら この恋が 愛になった証

二人の手の中で暖めてゆくもの 冷まさないように
ささやかな夢と 街と 風の匂いと 静かなこの暮らしと
愛しき思い出の彼方から 遠い未来の果てまで
君という時代が ゆっくり流れてて 僕はただそれを唄うだけ

君はただそれを信じていて
晴れた午後の屋上で


13.Fragile mind

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

孤独な夢は まるで街灯の脇にたなびくポスター
破れかけの端と恥 押さえながら いつかこの手で
逃げ出す度 今 僕に足りないものが何か わかって
「何から逃げてんだろ?」って聴けば 彼女が僕の胸を指差した

迷いの果て 辿り着くゴールに いつもテープが張られてるわけじゃない
それは あの日誓った 小さな決めごとが導いてくれた
目印も無い場所さ

開けるはずの無い道でも 何処かに 僅かな光が漏れてる
見落とさないで そこから見えるだろう? それが君の生きる道
行く手を阻む壁はいつも 自ら 拵えた脆い心さ
今 振り下ろせ その想い ハンマーで 砕き散らせ

欲張りでしたたかな自分も さらけ出しながら走る
そしていつかは 子供みたいに 何もかも脱ぎ捨てようか

偶然だと 諦めてしまうより 運命だと何かを責めるより
どちらでもない それは“奇跡”と信じて明日へ向かうんだ
愛が犇めく未来へ

人の数だけ生きる道が 時代を作る為張り巡らされた
その全てに それぞれが意味を授かって 生まれて来たんだ
何十億にも別れた道 小さな この星の何処かで今も
交わってるんだ 喜びも 悲しみも 一つに‥

開けるはずの無い道でも 何処かに 僅かな光が漏れてる
見落とさないで そこから見えるだろう? それが君の生きる道
行く手を阻む壁はいつも 自ら 拵えた脆い心さ
今 振り下ろせ その想い ハンマーで
砕き散らせ 砕き散らせ
見えるだろう‥ 見えるだろう‥